エニタイムのビジター利用はできない|「他店舗が使える」との違いと、実際に使える条件【2026年】

コーチム編集長 木村 涼

この記事を書いた人

木村 涼コーチム編集長/NSCA-CPT取得

30代女性。大手の4つのジムで挫折 → 自己流で3ヶ月10kg減(57→47kg) → パーソナル指導でさらに5kg減。挫折と減量の全記録はこちら。特定のジムと金銭的な利害関係を持たない立場から、紹介料の有無で評価を歪めずに書いています。

4ジム挫折57→47kgさらに−5kgNSCA-CPT取得

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「エニタイム ビジター利用」で検索する人には、まったく違う2種類がいます。

会員ではないが、1回だけ使ってみたい人。旅行先で見かけた、友人に誘われた、入会前に試したい。

すでに会員で、所属店舗以外を使いたい人。出張先で通いたい、職場の近くの店も使いたい。

この2つは、まったく別の話です。そして答えも正反対になります。

やりたいこと できるか
会員でない人が単発で使う できない
会員が他の店舗を使う できる(条件あり)

この記事では両方を整理します。特に後者には、意外と知られていない条件があります。

目次

この記事でわかること

  • 会員でない人が単発利用できない理由
  • 入会前に中を見る方法はあるのか
  • 会員が他店舗を使うときの条件
  • 海外の店舗も使えるのか
  • 所属店舗をどう選ぶべきか

会員でない人は、単発では使えない

ビジター制度そのものがない

総合型のスポーツクラブには、会員でない人が1回いくらで使える「ビジター利用」の制度があります。1回2,000円から3,000円程度で、その日だけ施設を使える形式です。

エニタイムフィットネスには、この制度が原則ありません。

理由は運営の形にあります。エニタイムはスタッフが常駐しない時間帯があり、入退館はセキュリティキーで管理されています。会員でない人を受け入れる仕組み自体が組み込まれていません。

入退館の仕組み

エニタイムの入館には、専用のセキュリティキーが必要です。入会時に発行され、これがないとドアが開きません。

この仕組みが、そのままセキュリティになっています。会員だけが入れる空間だからこそ、24時間無人でも運営できる。

逆に言えば、ビジター向けにその日だけキーを発行するという運用は、想定されていません。

入会前に中を見る方法はある

単発利用はできませんが、入会前に施設を見る手段はあります。

①見学

多くの店舗で、スタッフアワー内に見学ができます。設備の充実度、広さ、清潔さを実際に確認できます。

②体験

店舗によっては体験利用を実施しています。ただし全店共通の制度ではありません。実施の有無と条件は店舗ごとに異なります。

③無料体験キャンペーン

入会キャンペーンの一環として、期間限定で体験を提供する店舗があります。これも店舗ごとの施策です。

いずれもスタッフアワー内に行く必要があります。深夜や早朝には対応できません。

見学で確認すべきこと

見学に行くなら、次の点を見てください。

確認項目 理由
フリーウェイトエリアの広さ 店舗により差が大きい
マシンの台数と種類 混雑時に使えるかを左右する
シャワーの数と清潔さ 朝や夜に使う人には重要
スタッフアワー 退会・相談に行ける時間帯
実際に通う時間帯の混雑 昼間見ても夜の状態は分からない

最後の項目が特に重要です。平日の昼間に見学して空いていても、19時から21時は別の状態になっています。可能なら、自分が通う予定の時間帯に行ってください。

会員なら、他の店舗を使える

これが「全店相互利用」

会員であれば、所属店舗以外の店舗も追加料金なしで使えます。これがエニタイムの大きな特徴です。

国内1,235店舗。さらに海外の店舗も対象です。Anytime(いつでも)という名前は、営業時間だけでなくこの点も指しています。

「ビジター利用」という言葉で検索している人の一部は、この他店舗利用を指している可能性があります。

ただし条件がある

ここが見落とされやすい部分です。

他店舗の利用には、入会からの経過期間などの条件が設けられている場合があります。入会した翌日から全国どこでも使えるとは限りません。

また、所属店舗は自分で1つ登録する必要があります。月会費はその店舗に支払います。

項目 内容
所属店舗 1つ登録。月会費はここに支払う
他店舗の利用 追加料金なし。ただし条件あり
海外店舗 利用可能
退会手続き 所属店舗でのみ受付

各社公表情報および複数の解説記事をもとにコーチムが整理(2026年8月時点)。条件は店舗により異なる場合があります

最後の行が重要です。他店舗は自由に使えても、退会だけは所属店舗に行かなければなりません。

この点についてはエニタイムフィットネスの退会方法を整理した記事で詳しく扱っています。

移籍という仕組み

特定の店舗を主に利用していると判断された場合、所属店舗が自動的に変更される「移籍」という仕組みがあります。

ただしこれは任意で使える制度ではありません。「近くの店舗に移籍してから退会する」といった使い方ができるとは限らないため、所属店舗の変更を希望する場合は店舗に相談してください。

出張先や旅行先で使うときの実務

店舗の探し方

他店舗利用が最も活きるのが、出張と旅行です。実際に使うときの手順を整理します。

①公式サイトまたはアプリで店舗を検索する

滞在先の住所や駅名で検索すれば、近くの店舗が出てきます。国内1,235店舗あるため、主要都市であればまず見つかります。

②スタッフアワーを確認しておく

入館自体は24時間できますが、初めて行く店舗で何か分からないことがあった場合、スタッフアワー内でなければ聞けません。初回はスタッフのいる時間帯に行くほうが安心です。

③セキュリティキーを持っていく

忘れると入館できません。出張の荷物に入れ忘れないことが、実は最大の注意点です。

店舗によって設備が違う

他店舗を使うときに気をつけたいのが、店舗ごとに設備が異なることです。

フランチャイズ運営が8割を超えるため、マシンの構成も広さも統一されていません。普段の店舗にあるマシンが、出張先の店舗にはない可能性があります。

とはいえ、基本的なトレーニングができる設備はどの店舗にもあります。「いつもと同じメニューができるとは限らない」程度の想定でいれば問題ありません。

海外店舗を使う場合

エニタイムフィットネスは世界展開しており、海外の店舗も利用対象です。

ただし国内店舗と同じ手順で入れるかどうかは、事前に確認したほうが安全です。国や地域によって運用が異なる可能性があります。

海外出張や長期滞在で使う予定があるなら、出発前に所属店舗で確認しておくのが確実です。

他の24時間ジムのビジター制度と比べる

そもそも24時間ジムにビジター制度は少ない

「ビジター利用ができない」のはエニタイムだけの話ではありません。

24時間営業のジムは、無人の時間帯があることを前提に設計されています。会員だけが入れる仕組みでなければ、無人運営そのものが成立しません。

会員以外の単発利用 会員の他店舗利用
エニタイムフィットネス できない できる(国内+海外)
チョコザップ できない できる(全国2,018店)
総合型スポーツクラブ できる(1回2,000〜3,000円程度) プランによる
公営トレーニング室 できる(1回300円程度)

一般的な傾向。施設により異なります

単発で使いたいなら、公営の施設か総合型スポーツクラブが選択肢になります。特に公営のトレーニング室は1回300円程度で使える場合があり、月に数回しか行かないなら最も安く済みます。

「試してから決めたい」場合の現実的な順序

ジムに通ったことがなく、まず試したいという段階なら、次の順序が現実的です。

①公営施設で数回試す——1回300円程度。運動の習慣が自分に合うかを確かめられます。

②見学に行く——エニタイムの設備と雰囲気を確認します。

③入会する——通う頻度が見えてから判断できます。

いきなり月7,000円台を払って、行かなくなるのが最も損です。単発利用ができないぶん、この順序で確かめる価値があります。

所属店舗をどう選ぶか

安さだけで選ぶと困る

エニタイムは店舗ごとに月会費が違います。1,235店のうち1,036店がフランチャイズ加盟店で、それぞれ運営会社が料金を設定しているためです。

そして他店舗も使える。ここから、「安い店舗を所属店舗にして、普段は通いやすい店を使う」という発想が出てきます。

理論上は可能です。ただし2つの落とし穴があります。

①退会に行けなくなる

退会手続きは所属店舗でしかできません。安さだけで遠い店舗を選ぶと、辞めるときに遠出することになります。

しかもスタッフアワー内に行く必要があります。遠方かつ平日のみ対応の店舗だと、手続きのために有給を取ることになりかねません。

②他店舗利用の条件に引っかかる

前述のとおり、他店舗利用には条件がある場合があります。入会直後から自由に使えると想定していると、計画が崩れます。

現実的な選び方

所属店舗は、普段いちばん通う店舗にするのが無難です。

そのうえで、料金差が大きい場合は比較する価値があります。月会費の差が年間で3万円以上になることもあるためです。ただし比較するなら、通える範囲の店舗同士で。

料金の詳細はエニタイムフィットネスの料金を整理した記事で扱っています。

他店舗利用が向いている人

この仕組みが強みになるケース

全店相互利用は、次のような人にとって明確な価値があります。

  • 出張が多い人——出張先でも通える。ホテルのジムより設備が良い場合が多い
  • 自宅と職場が離れている人——両方の近くの店舗を使い分けられる
  • 実家に帰省する機会が多い人——帰省中も中断しなくて済む
  • 引っ越しの予定がある人——引っ越し先に店舗があれば、移籍で継続できる可能性がある
  • 海外に行く機会がある人——海外店舗も対象

この条件に当てはまるなら、月7,000円台という価格の見え方が変わります。他のジムでは、旅行や出張のたびに中断するか、別料金を払うことになります。

逆に価値が出ないケース

1店舗しか使わないなら、この仕組みは料金に含まれているだけの機能です。

自宅から徒歩圏の1店舗だけを使う。移動もほとんどしない。その場合、全店相互利用のために払っている分は活かせません。

そういう使い方なら、より安いジムでも用が足りる可能性があります。チョコザップも全店利用が可能で、月額は半額以下です。ただし設備の水準は異なります。

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設備の水準はエニタイムとは異なります

なお、どちらを選んでも通わなければ意味がありません。ジムが続かない構造についてはなぜ多くの人がダイエットに失敗するのかで整理しています。

よくある質問

Q. 会員でなくても1回だけ使えますか?
原則としてできません。入退館がセキュリティキーで管理されており、会員以外を受け入れる仕組みがないためです。

Q. 入会前に施設を見ることはできますか?
できます。多くの店舗でスタッフアワー内の見学が可能です。体験利用を実施している店舗もありますが、全店共通の制度ではありません。

Q. 会員なら他の店舗も使えますか?
使えます。国内1,235店に加え海外店舗も対象で、追加料金はかかりません。ただし入会からの経過期間など、条件が設けられている場合があります。

Q. 所属店舗は変更できますか?
特定の店舗を主に利用していると判断された場合、自動的に変更される「移籍」の仕組みがあります。任意で使える制度ではないため、変更を希望する場合は店舗に相談してください。

Q. 安い店舗を所属店舗にしてもいいですか?
理論上は可能ですが、退会手続きは所属店舗でしかできません。遠方の店舗を選ぶと、辞めるときに困ります。

Q. 海外でも使えますか?
使えます。エニタイムフィットネスは世界展開しており、海外店舗も利用対象です。

Q. 友人を連れて行けますか?
会員以外の入館はできません。友人が使いたい場合は、その友人が入会する必要があります。

まとめ|言葉の違いを押さえる

この記事の要点です。

  • 会員でない人の単発利用(ビジター利用)はできない
  • ただし見学や体験は可能(スタッフアワー内・店舗による)
  • 会員なら他店舗を追加料金なしで使える(国内1,235店+海外)
  • ただし入会からの経過期間など条件がある場合がある
  • 退会手続きだけは所属店舗でしかできない
  • 所属店舗は普段いちばん通う店にするのが無難

「ビジター利用」という言葉が、2つの意味で使われているのが混乱の原因です。会員以外の単発利用と、会員による他店舗利用は別物です。

入会を検討している段階なら、まず見学に行くこと。それが最も確実に中を確認する方法です。

本記事の情報は2026年8月時点で確認できた内容にもとづきます。エニタイムフィットネスは店舗ごとに運営会社が異なるため、見学・体験の実施状況や他店舗利用の条件は、通う予定の店舗にご確認ください。

コーチム編集長 木村涼
フィットネスジム4社で挫折した後、自己流のダイエットで3ヶ月10kg減。その後パーソナルトレーニングの指導を受けさらに5kg減を達成。NSCA-CPT取得。特定のジムと金銭的な利害関係を持たない立場から、比較記事を書いています。

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この記事を書いた人

コーチム編集長。複数の大手フィットネスジムで挫折後、自己流(通勤運動・自重トレ・AI食事管理)で3ヶ月10kg減量を達成。さらにパーソナルトレーニングの指導で追加5kg減を実現し、専門指導の価値を実感。NSCA-CPT取得。特定のジムと利害関係を持たず、「続けられるパーソナルジム選び」をテーマに中立的な立場で発信。

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