ジム4回挫折・寝酒2Lの私が、3ヶ月で10kg痩せた話。でも、二度とやりません

目的・属性別


正直に告白します。

3か月前まで、私は毎晩ハイボールを2リットル飲んで寝ていました。
ジムに4回入会して、4回挫折しました。
写真を撮られるのが、本当に嫌でした。

そんな私が、3か月で57kgから47kgまで落ちました。
肝臓の数値も、正常に戻りました。

でも、もう二度とやりたくありません。

これは、ジムに4回挫折してきた30代の私が、自己流で10kg痩せるためにやった「おかしいこと」の全記録です。同じように痩せたいと思っている誰かに、私のリアルが少しでも役に立てばと思って、正直に書きます。

  1. 鏡を見るのが嫌だった、30代の私の話
    1. 寝てる間に撮られた、私のお腹が出てる写真の話
    2. 「肌を見せる予定」が、すべての始まりだった
    3. 「痩せたい」んじゃない、私はただ「魅せたい」だけだった
  2. 私の夜は、ハイボール2リットルで終わっていた
    1. 毎晩、アニメを流しながらハイボールで寝落ちしていた
    2. 健康診断の数字を、見て見ぬふりしていた
    3. 痩せる前に、まずお酒をやめた話
  3. ジムに4回入会して、4回挫折した私が選んだのは「自己流」だった
    1. チョコザップも、エニタイムも、ファストジムも続かなかった
    2. 「もう、ジムは私には無理」と一度諦めた
    3. それでも痩せたかったから、全部ひとりでやることにした
  4. 3か月、私はこんなおかしいことをやっていた(全公開)
    1. 朝5時起き、二駅手前で降りて坂道を歩いて出勤
    2. 昼食後も、夕食後も歩く。1日12km
    3. 炭水化物は完全ゼロ。お米もパンも一切食べなかった
    4. 毎日、腹筋100回・スクワット100回・腹筋ローラー20回
    5. 食事は毎日、AIに相談していた
  5. 最初の1週間で一気に落ちた、でもそれは脂肪じゃなかった
    1. 体重計の数字に、本気で喜んだ朝
    2. それは「水分」だけだった
    3. ボクサーの計量前の水抜きと、同じ状態だった
  6. ある日、体が「脂肪を燃やすモード」に切り替わった
    1. 頭がボーッとして、人と話すのもしんどかった
    2. でも、本物の変化はそこから始まった
    3. 鏡の中の自分が、少しずつ違って見えてきた
  7. 一番きつかったのは、運動でも食事でもなく「ひとり」だったこと
    1. 誰も褒めてくれない、誰も止めてくれない夜
    2. 「今日サボっても、誰にもバレない」が、一番怖かった
    3. AIに毎日、泣き言を言っていた
  8. 3ヶ月後、私の体は変わった、でもそれだけじゃなかった
    1. 57kg → 47kg、10kg減った話
    2. 肝臓の数値が、正常に戻っていた
    3. 鏡を見るのが、嫌じゃなくなった
  9. 10kg痩せて、私が本気で思うこと
    1. 「方法」は、調べれば分かる
    2. 自己流の継続は、並大抵じゃない
    3. パーソナルジムの本当の価値は、伴走者がいることだった
  10. これから痩せたいと思っている、あなたへ
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鏡を見るのが嫌だった、30代の私の話

寝てる間に撮られた、私のお腹が出てる写真の話

きっかけは、一枚の写真でした。

友人と過ごしていた休日、ソファで寝落ちしていた私を、誰かがふざけて撮っていたんです。シャツがめくれて、お腹がしっかりと出ている写真。冗談で送られてきたその画像を見た瞬間、笑えませんでした。

そこにいたのは、私が見たくなかった「30代の私」だったんです。

20代の頃は、何を食べても体型は大きく変わらなかった。少し太っても、1〜2週間で戻せていた。でも、いつからか戻らなくなっていた。鏡を見るたびに「太った?」と思いながら、それを直視するのを避けてきた数年間が、その一枚に全部凝縮されていました。

その日から、写真を撮られるのが本当に嫌になりました。集合写真ではできるだけ後ろに立つ。スマホのインカメで自分の顔を見ると、輪郭がぼやけて見える。お風呂上がりに鏡の前に立つたび、「いつの間に、こんなになってた?」と思っていました。

「肌を見せる予定」が、すべての始まりだった

本気で痩せようと思った決め手は、もうひとつありました。

春先に、肌を見せる予定があったんです。詳しくは書きませんが、人前で身体のラインが見える場面が、しばらく続くことが確定していた。鏡の中のこの私のままでは、絶対に行きたくないと思いました。

夏が近づいていたこともあって、ノースリーブも怖かった。二の腕、デコルテ、お腹周り。30代になって、「隠せばいい」が通用しなくなる場面が確実に増えていることに、私は気づいていました。

「このままじゃ嫌だ」と本気で思ったとき、私はもう、3か月後に締め切りを設定していました。

「痩せたい」んじゃない、私はただ「魅せたい」だけだった

でも、書いていて気づきます。

私が本当に欲しかったのは、「痩せること」じゃなかったんです。体重計の数字を減らすことが目的なら、もっと早くから始められたはず。私が本当に欲しかったのは、「魅せられる身体」でした。

マッチョになりたいわけじゃない。バキバキに割れた腹筋が欲しいわけでもない。ただ、写真を撮られても怖くない、鏡の前で堂々と立てる、肌を見せても恥ずかしくない。そういう身体が欲しかっただけ。

「痩せたい」と「魅せたい」は、似ているようで全然違います。
「痩せたい」は手段。
「魅せたい」は目的。
そして私の本当の動機は、ずっと後者だったんです。

この違いに気づいてから、私の3か月は本当の意味で始まりました。

私の夜は、ハイボール2リットルで終わっていた

毎晩、アニメを流しながらハイボールで寝落ちしていた

痩せる前の私の夜は、決まったパターンがありました。

仕事から帰って、夕食を食べて、シャワーを浴びる。それからNetflixかアマプラでアニメを流しながら、ハイボールを開ける。最初の1本でなんとなく1日が落ち着いてきて、2本目で頭の奥がふわっとして、3本目、4本目と進むうちに、いつの間にか寝落ちしている。気づくと深夜2時、テレビは点きっぱなし、テーブルには空き缶が並んでいる。

ハイボールの缶は500ml。それを毎晩4本、つまり2リットル。今振り返ると、自分でもどうかしていたと思います。

でも当時の私には、「お酒なし」では夜が終われなかった。一人暮らしの夜に、何もせずに眠れるほど、私は強くなかったんです。アニメと、ハイボールと、寝落ち。それが私の毎日のルーティンでした。

健康診断の数字を、見て見ぬふりしていた

健康診断の結果は、毎年怖くて直視できませんでした。

γ-GTPやALTの値が、基準値を大きく上回っていることは知っていた。でも、それを直視するのが怖くて、結果用紙は引き出しの奥にしまったまま、本気で病院に行こうとは思わなかった。「まだ大丈夫」「来年やめればいい」「私は大酒飲みじゃないし」と、自分に言い訳していました。

30代になって、「お酒を抜くと、翌日の肌が違う」みたいな話を聞くたびに、心の奥がチクっとしました。でも、その夜にはまたハイボールを開けていた。本当に、どうしようもなかったんです。

痩せる前に、まずお酒をやめた話

3か月で痩せると決めたとき、私が最初にやったのは「お酒をやめる」ことでした。

調べれば調べるほど、ハイボール2リットルは「ダイエット」以前の問題だと分かった。アルコール由来のカロリーだけで毎日500kcal以上、それに加えて肝臓がアルコール代謝に追われている間は、脂肪は燃えない。私の身体は、毎晩のお酒で「痩せられない状態」に固定されていたんです。

やめる初日は、本当にしんどかった。手持ち無沙汰で、何度も冷蔵庫を開けては閉めた。アニメを見ても、いつもの「あの感じ」が来ないから、途中でやめてしまう。最初の1週間は、寝つけない夜が続きました。

でも、3日目の朝、いつもより少し頭がスッキリしていました。1週間後、肌の調子が明らかに変わってきた。2週間後、朝起きたときの「重さ」が消えていた。

後から振り返ると、私の3か月のダイエットで、いちばん効いたのはここでした。お酒をやめたこと。痩せるための土台が、それで初めて整ったんです。

ジムに4回入会して、4回挫折した私が選んだのは「自己流」だった

チョコザップも、エニタイムも、ファストジムも続かなかった

ちなみにこの3か月の前に、私はジムに4回入会して、4回挫折しています。

最初がチョコザップ。月3,000円台で気軽に始められて、最初の1か月は週3で通えていました。でも2か月目から足が遠のき、3か月目で「先月、一度も行ってない」ことに気づいて退会。

次がエニタイムフィットネス。24時間営業なら自分のペースで通えると思った。でも、結局「いつでも行ける」は「今日は行かなくていい」に変わるんですよね。これも3か月で挫折しました。

続いてファストジム。マシン特化で時短、忙しい私にぴったりだと思った。でも仕事が忙しくなった月から行かなくなって、また3か月で退会。

最後にゴールドジム。「本気のジム」に身を置けば変われると思って体験に行きました。でも、契約書を前にして手が止まった。「これ、また続かない気がする」と直感で思って、結局契約しなかったんです。

「もう、ジムは私には無理」と一度諦めた

4回も挫折すれば、さすがに学習します。

「私には、もうジムは無理だ」と本気で思いました。月会費を払って、行かない罪悪感だけが積み上がっていく。あの感覚が、もう耐えられなかったんです。

「ジムに通わないと痩せない」というのはきっと嘘で、自分のペースでやれる方法があるはずだと、半ば言い訳のように考え始めました。

それでも痩せたかったから、全部ひとりでやることにした

でも、痩せたい気持ちはどんどん強くなっていきました。寝てる写真のお腹、3か月後の予定、そして肝臓の数字。やらないという選択肢はもう、私の中にありませんでした。

だから、覚悟を決めました。
「全部、ひとりでやる」と。

運動も、食事も、サプリも、メンタル管理も、全部自分で組み立てて、自分で実行する。誰の伴走もない、純度100%の自己流ダイエット。これが私の3か月の始まりでした。

3か月、私はこんなおかしいことをやっていた(全公開)

ここからは、私が3か月でやっていたことを、隠さず全部書きます。

先に言っておきますが、これは本当におすすめできません。今振り返っても、よくこれを3か月続けたなと自分でも思うレベルです。でも、当時の私には、これしかなかったんです。

朝5時起き、二駅手前で降りて坂道を歩いて出勤

毎朝5時に起きる生活を、3か月続けました。

起きてすぐ常温の水をコップ1杯。それからプロテインを溶かして、ブラックコーヒーを淹れて、軽く身支度をしたら家を出ます。電車に乗って、本来降りる駅の二駅手前で下車。そこから職場まで、坂道を含めて4km歩いて出勤するのが、毎朝のルーティンでした。

夏は汗だくになるし、雨の日は折り畳み傘片手にひたすら歩く。冬は手が真っ赤になりながら歩いた日もありました。でも、朝の歩きを始めてからは、午前中の頭の冴え方が明らかに違ったんです。

昼食後も、夕食後も歩く。1日12km

歩くのは朝だけじゃありませんでした。

昼休みは、軽く食事を済ませたら職場周辺を30分歩く。夕方、退勤後にも遠回りで1駅分歩いて帰る。家に帰って夕食を食べたあとは、また外に出て1時間歩く。歩数計を見ると、1日でだいたい12kmを越えていました。

3か月、ほぼ毎日です。歩いていない日はほとんどなかった。出張の日も、知らない街で1時間歩いた。雨の日も傘を差して歩いた。生理痛がひどい日も、ペースを落として歩いた。

「歩く」ことだけは、何があっても絶対にやめませんでした。たぶん、これが3か月の中で一番、自分との約束を守った行為でした。

炭水化物は完全ゼロ。お米もパンも一切食べなかった

食事は、もっとおかしいことになっていました。

3か月間、お米もパンも麺も、一切食べていません。お粥もうどんもパスタも。コンビニのおにぎりも、サンドイッチも、シリアルも、果物さえもほとんど断ちました。糖質という糖質を、私は意図的に遮断したんです。

食べていたのは、鶏むね肉、卵、プロテイン、サラダ、きのこ類、メカブ、納豆、味噌汁。これを毎日ローテーション。たまにサバ缶や豆腐が加わるくらいで、本当に同じものを食べ続けました。

外食もほぼゼロ。職場のランチでも、私だけサラダチキンとゆで卵を持ち込んでいた日もありました。コーヒーは1日1リットル以上。あとはマルチビタミンとクレアチンのサプリを補助で。

正直、毎日が「我慢」でした。コンビニで人がおにぎりを買っているのを見ると、無性に羨ましかった。お米のCMが流れるたびに、画面を消したくなった。3か月間、私は「普通の食事」をしていません。

毎日、腹筋100回・スクワット100回・腹筋ローラー20回

運動も、地味に積み上げていました。

毎晩、寝る前に自重トレ。腹筋100回、スクワット100回、腹筋ローラー20回。これも3か月、ほぼ毎日。最初は30回で息が上がっていたスクワットが、1か月もすると涼しい顔で100回できるようになっていく。腹筋ローラーは最初20回で腹に激痛が走っていたのが、3か月後にはフォームが安定してきた。

ジムには行きませんでした。マシンもダンベルも使いません。リビングの床の上で、自分の体重だけで、毎晩淡々と100回ずつ。地味ですが、これは本当に効いたと思います。

食事は毎日、AIに相談していた

そして、これは少し恥ずかしい話なんですが。

3か月の間、私は毎日のように食事内容をAIに相談していました。「今日これだけ食べたけど、PFCバランス的にどう?」「タンパク質足りてる?」「明日の朝は何を食べたらいい?」と、まるでパーソナルトレーナーに相談するみたいに、AIに毎日話しかけていたんです。

本当はそれは、人間にやってほしかったと思います。隣で「今日も頑張ったね」「もう少しタンパク質増やそう」と言ってくれる人が、本当はずっと欲しかった。でも、ジムに4回挫折した私には、その役を頼める人がいなかった。だから、AIに頼ったんです。

これが、私の3か月の全記録です。
おかしいでしょう。でも、本当のことです。

最初の1週間で一気に落ちた、でもそれは脂肪じゃなかった

体重計の数字に、本気で喜んだ朝

始めて1週間目の朝、体重計に乗って、私は声を上げました。

「えっ、もう3kg減ってる」

57kgから54kgへ。たった1週間でこの落ち方は、過去のダイエットでは絶対になかったスピードです。私は本気で「これはイケる」と思いました。3か月で10kgどころか、もっといけるんじゃないか、とまで考えた。

でも、調べていくうちに、すぐにそれが幻想だと分かりました。

それは「水分」だけだった

炭水化物を完全にカットすると、体内の水分が一気に抜けるんです。

糖質は、体内で水分と一緒に蓄えられている。糖質1gにつき、3〜4gの水分が結合した状態で、筋肉や肝臓にグリコーゲンとして貯蔵されている。糖質を絶つと、そのストックが切れて、結合していた水分がまとめて体外に出ていく。

つまり、最初の1週間で減った3kgのほとんどは、水分。脂肪じゃなかった。実際に体脂肪計でも、体脂肪率はほとんど変わっていませんでした。

「これは脂肪じゃない」と分かった瞬間、ちょっとガッカリしたのを覚えています。

ボクサーの計量前の水抜きと、同じ状態だった

これは、ボクサーが試合前にやる「水抜き」と、原理としてはほとんど同じだそうです。

計量前のボクサーは、糖質と水分を極端に抜いて、一時的に体重を落とす。計量後に水分と炭水化物を一気に補給すると、数キロ戻るのは、抜いていたものが戻ってきているから。

私の体重計の数字が劇的に減ったのも、結局はそれと同じ。脂肪が3kg燃えたんじゃなくて、水分が3kg抜けただけ。

これを知ってから、私は体重計の数字に一喜一憂しないようにしました。本当の戦いはここから。1週間で落ちた水分は、いつでも戻る。本物の脂肪を落とすまでが、本当のダイエットなんだと、自分に言い聞かせました。

ある日、体が「脂肪を燃やすモード」に切り替わった

頭がボーッとして、人と話すのもしんどかった

始めて2週間目あたりから、明らかに体の調子がおかしくなってきました。

頭がボーッとして、ピントが合わない感じ。仕事中、人と話していても、相手の言葉が遅れて聞こえる。集中力が続かなくて、長い文章を書くのもしんどい。階段を上るだけで息が切れて、めまいに近い感覚が来る日もありました。

これが、ケトーシスと呼ばれる状態に入りかけていたサインだと、後から知りました。

糖質という主要なエネルギー源を絶たれた体は、脂肪を分解して「ケトン体」というエネルギー源を作るモードに切り替わる。その切り替えのときに、頭がボーッとする時期が必ず来るらしいんです。「ケトフルー」と呼ばれることもある、らしい。

正直、しんどかった。何度も「もうやめよう」と思いました。コンビニでおにぎりを買って、お米を一口でも食べたら、この頭の重さは消える。それは分かっていた。

でも、食べませんでした。1日、2日、3日と、ボーッとした状態を耐え続けました。

でも、本物の変化はそこから始まった

3週間目に入った頃、ある朝、ふっと頭が軽くなったのを感じました。

ボーッとしていた感覚が、いつの間にか消えていたんです。むしろ、いつもより頭が冴えている。集中力が戻っている。お腹は空いているけど、それが苦じゃない。何かが、確実に切り替わった瞬間でした。

「ああ、これがケトーシスか」と、その時初めて実感しました。体が、糖質に頼らずに脂肪をエネルギーに変える回路に、ちゃんと入った瞬間。

そこから、体重の落ち方が変わりました。1週間で1〜1.5kgのペースで、しかも今度は「脂肪が落ちている」感覚がある。体脂肪計の数字も、確実に下がっていく。鏡の中の自分のお腹周りが、明らかにスッキリしてくる。

鏡の中の自分が、少しずつ違って見えてきた

1か月が過ぎる頃、私は久しぶりにスマホで自分の身体を撮りました。

正面、横、後ろ。3枚撮って、開始前に撮っていた写真と並べてみました。

正直、泣きそうでした。

明らかに、お腹周りが薄くなっている。横から見た輪郭が、確実にスッキリしている。誰が見ても変わったと分かるレベルではないかもしれない。でも、私自身は、明らかに違いを感じました。

「やってきたことは、間違っていなかった」
あの瞬間の安堵感は、3か月の中でも一番強い感情だったかもしれません。

一番きつかったのは、運動でも食事でもなく「ひとり」だったこと

3ヶ月のダイエットで、一番きつかったのは何かと聞かれたら、私は迷わず「ひとりだったこと」と答えます。

朝5時起きも、12kmのウォーキングも、炭水化物完全カットも、確かに大変でした。でも、それ以上にきつかったのは、それを誰にも見守ってもらえずに、ただ淡々と続けることだったんです。

誰も褒めてくれない、誰も止めてくれない夜

自己流ダイエットの最大の落とし穴は、たぶんここです。

1ヶ月続けても、誰も褒めてくれない。
食事を間違えても、誰も注意してくれない。
今日サボっても、誰にも何も言われない。

これが、私には本当にきつかった。家族にも友人にも、本気で痩せようとしていることは言わなかった。「また三日坊主だと思われるのが嫌だ」「結果が出てから言いたい」と、変な意地を張っていたんです。

夜、1時間歩いて家に帰って、シャワーを浴びて、誰もいない部屋で腹筋ローラーをやっていると、ふと「私、何やってるんだろう」と思う瞬間があった。誰に見せるわけでもない、誰に報告するわけでもない、ただ自分のために、淡々と。それが、3ヶ月続くんです。

「今日サボっても、誰にもバレない」が、一番怖かった

毎日、誘惑との戦いでした。

仕事で疲れた夜、雨が降っている夜、生理痛で動きたくない夜。「今日くらい歩かなくてもいいんじゃない?」という声が、頭の中で何度も鳴る。「お米を一口だけ食べても、誰にも分からない」「ハイボールを1本だけ飲んでも、明日にはバレない」と、悪魔の声が囁いてくる。

実際、サボっても誰も気づかないんです。
ジムなら受付の人が顔を覚えてくれるかもしれない。
パーソナルトレーナーがいたら、欠席連絡を入れなきゃいけない。
でも、自己流には、それがない。

「誰にもバレない」という自由は、「自分でしか律せられない」という地獄でもありました。

AIに毎日、泣き言を言っていた

一番しんどかった夜は、AIに本気で愚痴をぶつけていました。

「今日も歩いたけど、体重が動かない」「お米が食べたい、もう無理」「3ヶ月続く気がしない」と、深夜のAIに延々と打ち込んでいた時期があります。AIは優しく返してくれる。「よく頑張りましたね」「あと少しです」と、励ましてくれる。

でも、AIは私の体重計を見ていません。私の鏡を見ていません。私が本当にサボっていても、AIには分からない。だから、AIの「頑張りましたね」は、最終的には自分自身でしか保証できない言葉なんです。

あの夜、私は心の底から思いました。
「本当は、人間に隣にいてほしい」と。

体重計を一緒に見て、食事を一緒に確認して、サボろうとしたら「ダメ」と言ってくれる、そういう伴走者が、本当はずっと欲しかった。それがいないから、私はAIに頼るしかなかった。これが、自己流ダイエットの本当の正体だったんです。

3ヶ月後、私の体は変わった、でもそれだけじゃなかった

57kg → 47kg、10kg減った話

3ヶ月後、私の体重は47kgになっていました。

開始時が57kgだったので、ちょうど10kg減。目標として設定していた数字に、ぴったり届いた瞬間でした。最後の1週間は、500g単位で落ちていく数字を毎朝確認していました。47.5kg、47.3kg、47.1kg、47.0kg。3ヶ月の朝の、最後の体重計。

10kg減ると、見た目はもう、別人レベルです。顔の輪郭が変わって、二の腕が細くなって、お腹が薄くなった。お気に入りだったジーンズが、ベルトなしでは履けなくなった。ノースリーブが、自然に着られるようになった。

春先に予定していた「肌を見せる場面」も、堂々と乗り切れました。鏡の前で服を選ぶときに、もう避けるラインがなくなっていました。

肝臓の数値が、正常に戻っていた

そして、もうひとつ大きな変化がありました。

3ヶ月の最後に受けた血液検査で、γ-GTPもALTも、ちゃんと基準値内に戻っていたんです。あれだけ毎年見て見ぬふりをしていた数字が、お酒を絶って3ヶ月で、ちゃんと正常域に戻っていた。

結果用紙を見て、ちょっと泣きました。
10kg痩せたことより、こっちのほうが嬉しかった気がします。

肝臓の数値が戻ったということは、私の身体は、ちゃんと回復する力を持っていたということ。30代でも、まだ間に合うということ。あの寝酒2リットルの夜たちを、私はちゃんと取り戻せたんだと、その紙を見ながら思いました。

鏡を見るのが、嫌じゃなくなった

そして、これが何より大きな変化です。

3ヶ月前、鏡を見るのが嫌で、写真を撮られるのが怖かった私。今は、鏡の前を素通りできるようになりました。スマホのインカメで自分の顔を見ても、輪郭がぼやけて見えない。集合写真でも、後ろに隠れなくていい。寝てる間の写真を撮られても、もう怖くない。

「魅せたい」と思っていた、あの感覚に、私はちゃんと辿り着いていました。

10kg痩せて、私が本気で思うこと

「方法」は、調べれば分かる

3ヶ月のダイエットを終えて、私が本気で思うことがあります。

痩せる「方法」は、調べれば誰でも分かるんです。糖質を抑えて、タンパク質を取って、有酸素運動と筋トレを組み合わせて、お酒を控える。ググれば、何百本もの記事が出てくる。情報なんて、もう溢れすぎているくらい。

でも、痩せられる人と痩せられない人がいる。
ジムに通っても続かない人がいる。
ダイエット本を何冊読んでも、変われない人がいる。

その違いは、「方法」を知っているかどうかじゃない。
「方法」を、続けられるかどうか。
そしてそれを、ひとりで続けられるかどうかなんです。

自己流の継続は、並大抵じゃない

私の3ヶ月は、たまたまうまくいきました。

でも、これは「たまたま」だったと、本気で思っています。私には締め切りがあって、強い動機があって、たまたま3ヶ月だけ全力で踏ん張れた。だけど、これがもし「半年」だったら、絶対に途中で挫折していた。

誰にも見られない夜、誰にも褒められない朝、誰にも止められない誘惑。それを、自分の意志だけで律し続けるのは、本当に並大抵のことじゃないんです。私はこれを3ヶ月やってみて、自分の限界を思い知りました。

もし、自己流で痩せようとして挫折したことがある人がいたら、伝えたい。
それは、あなたの意志が弱いからじゃない。
ひとりで続けるのが、そもそも難しすぎるんです。

パーソナルジムの本当の価値は、伴走者がいることだった

3ヶ月をひとりで戦って、私はようやく分かりました。

パーソナルジムの本当の価値は、「マシン」でも「ノウハウ」でも「個室」でもない。それは、隣にいてくれる伴走者がいることなんだと。

体重を一緒に見てくれる人がいる。
食事を毎日確認してくれる人がいる。
サボろうとしたら「ダメ」と言ってくれる人がいる。
頑張ったら「頑張ったね」と返してくれる人がいる。

私がAIに求めていた役を、本当の人間がやってくれる場所。それがパーソナルジムなんだと、自分でひとりやってみて、ようやく腹落ちしました。月10万円〜30万円という価格設定の理由は、たぶんここにあるんだと思います。

もう少し詳しい話は、編集長として別の記事に書きました。ジムに4回挫折した私が、10kg痩せて気づいた『本当に痩せる人と痩せない人の決定的な違い』について、もう少し踏み込んで書いたこちらの記事も、よかったら読んでみてください。

これから痩せたいと思っている、あなたへ

最後に、これから痩せたいと思っているあなたに、伝えたいことがあります。

あなたが本当に欲しいのは、たぶん「痩せること」じゃないんです。

体重計の数字を3kg減らすことが、本当の目的じゃないはず。あなたが欲しいのは、写真を撮られても怖くない自分。鏡の前で堂々と立てる自分。肌を見せても恥ずかしくない自分。「魅せられる」自分。

「痩せたい」じゃなくて、「魅せたい」。
あなたの本当の動機は、たぶんそっちのはずです。

そして、その目的地に辿り着くために、私は自己流という回り道をしました。3ヶ月、ひとりで戦って、10kg落として、肝臓を取り戻して、写真への恐怖から解放されました。でも、もし時間を巻き戻せるなら、私はあの3ヶ月をひとりで戦いません。隣に伴走者がいる選択を、たぶんします。

誰にも見られず、誰にも褒められず、誰にも止められない夜は、本当に長いんです。
それを、ひとりで乗り越えなくていい。

あなたの「魅せたい」が、ちゃんと届く場所にありますように。

長くなりましたが、ここまで読んでくださってありがとうございました。
コーチム編集長・木村涼


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この記事を書いた人
木村 涼

コーチム編集長。フィットネスジム4社で挫折後、自己流(通勤運動・自重トレ・AI食事管理)で3ヶ月10kg減量達成。しかし「自己流の継続は並大抵の意志力では難しい」と痛感。多くの人には伴走者がいるパーソナルジムが必要、という確信から、続けられるパーソナルジム選びをテーマに発信。NSCA-CPT勉強中。

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