今、ライザップの解約を考えていますか?
「思っていたプログラムと違った」「急に転勤が決まった」「正直、続けられそうにない」——理由は人それぞれだと思います。ただ、ネットで「ライザップ 解約」と検索すると、「全額返金は嘘」「返金されないトラブル」など気になる情報が出てきて、不安になっている方も多いのではないでしょうか。
コーチム編集長の木村です。私はチョコザップ、エニタイム、ファストジム、ゴールドジムで4回挫折してきた30代女性。だからこそ、「やめる側の気持ち」を理解した立場で、ライザップの解約制度を冷静に整理してみました。
結論からお伝えすると、ライザップの全額返金保証は2021年の規約改定で大幅に緩和されており、現在は「いかなる理由でも30日以内なら全額返金」が基本ルールです。ただし、知らないと損する3つの注意点があります。本記事では、解約の全手順から、「返金されない」を防ぐコツ、そして解約後にリバウンドしないための考え方までまとめました。
結論|ライザップの解約は「正しく手続きすれば」全額返金される
本題に入る前に、最重要メッセージから。
- 30日以内なら、いかなる理由でも全額返金される(2021年規約改定後)
- ただし物品代(プロテイン・サプリ・ウェア)は対象外
- 手続きは必ず店舗で書面提出(電話・メール不可)
- 31日目以降は「中途解約」となり、残レッスン料の返金は可能だが手数料が発生
そして大事なこと——解約を選ぶことは、決して恥ずべきことでも失敗でもありません。自分に合わないと判断したら、早く別の道に進む方が、人生全体で見れば賢い選択です。私自身、4ジムで挫折してきた経験から、「ジムを続けられないのは意志の弱さではなく、相性の問題」だと痛感しています。
ライザップの3つの解約パターン
ライザップを解約する方法は、契約からの経過日数によって3つに分かれます。それぞれ条件・返金額・手続きが異なるので、自分がどのパターンに該当するかを最初に確認してください。
パターン①:クーリングオフ(契約日から8日以内)
特定商取引法に基づく制度で、契約後8日以内であれば書面で解約申し出をすることで、無条件に契約を解除できます。返金額は支払い済みの全額(物品代も含めた)。
ただし、ライザップは独自の「30日間全額返金保証制度」を用意しているため、結果的にクーリングオフを使う必要があるのは「契約はしたけれど一度もトレーニングを受けていない段階で、即座に決めたい」場合に限られます。
パターン②:30日間全額返金保証制度(プログラム開始から30日以内)
ライザップ最大の特徴で、プログラム開始(初回トレーニング日)から30日以内であれば、いかなる理由でもコース料金と入会金が全額返金される制度です。
2021年の規約改定により、以前は対象外だった「転勤」「妊娠」「仕事の都合」なども返金対象に含まれるようになりました。
- 対象:コース料金+入会金(全額)
- 対象外:プロテイン・サプリメント・ウェアなどの物品代金
- 手続き:来店して書面で行う(電話・メール不可)
- 申請期限:プログラム開始日から30日以内
- 注意:この制度を利用すると、以降ライザップグループへの再入会はできない
パターン③:中途解約(31日目以降)
30日間の返金保証期間を過ぎた場合は、「中途解約」となります。残レッスン料の返金は可能ですが、中途解約手数料が発生します。
- 返金対象:未受講のレッスン料金
- 差し引かれるもの:中途解約手数料、分割払いの場合は割賦販売手数料
- BMP(ボディマネジメントプログラム)の場合:12ヶ月未満の解約は1万円の中途解約手数料
つまり、解約を決めるなら、可能な限り「30日以内」のタイミングを意識するのが金銭的に得策です。
「ライザップ全額返金は嘘?」を生む3つの誤解
ネット検索で「ライザップ 全額返金 嘘」「ライザップ 返金されない」というKWが多く検索されている背景には、3つの誤解があります。
誤解①:「全額返金」に物品代も含まれると思っている
ライザップは、本契約のコース料金と入会金は返金対象ですが、プロテイン・サプリメント・ウェア・シューズなどの物品代は返金対象外です。これは入会時に契約書に明記されていますが、「全額」という言葉のイメージで誤解しやすい部分。
例えば、コース料金35万円+入会金5万円+サプリ・プロテイン10万円分を購入した場合、返金されるのは40万円(コース+入会金)であって、合計55万円ではありません。「返金されなかった」と感じる原因の多くがここです。
誤解②:「電話・メールで解約できる」と思っている
ライザップの解約手続きは、必ず店舗に来店し、書面で行う必要があります。電話、メール、郵送では受け付けてもらえません。これは入会時の本人確認と同じく、高額契約のトラブル回避のためのルールです。
「電話で言ったのに対応してもらえなかった」「メールで送ったけど返事がない」というのは、制度の理解不足によるものです。少し面倒に感じるかもしれませんが、書面手続きは利用者の権利を守る側面もあります。
誤解③:「返金保証を使えば再入会できる」と思っている
30日間全額返金保証制度を利用してライザップを退会すると、以降ライザップグループ(ライザップジム本体、ライザップゴルフ、ライザップイングリッシュなど)への再入会ができなくなります。
「一度やめて、別のタイミングで再開しよう」という想定で気軽に使うと、後悔する可能性があります。これは、本当に「合わない」と判断した場合のみ使う制度と認識した方が安全です。
ライザップ解約の具体的な手順
実際の解約は、以下の流れで進みます。
ステップ①:担当トレーナーに解約意思を伝える
まずは通っている店舗の担当トレーナーに、解約したい旨を口頭で伝えます。多くの場合、ここで解約理由を聞かれます。引き止めもあるかもしれませんが、店舗・トレーナーによって対応の温度感には差があります。意思が固いなら、毅然と伝えれば大丈夫です。
ステップ②:店舗で書面手続き
解約申込書に必要事項を記入します。返金額の確認、返金用銀行口座の指定など、その場で完了させる項目があります。所要時間は概ね30分〜1時間程度。
ステップ③:返金処理
手続き完了から数日〜2週間程度で、指定口座に返金額が振り込まれます。返金が遅い、明細に疑問があるなどの場合は、店舗または運営本社に問い合わせを。
ステップ④(推奨):解約後のプランを立てる
これが私からの強い提案です。解約を決めて手続きするのと同時に、「解約後にどうするか」を必ず決めておいてください。理由は後ほど詳しく解説します。
中途解約(31日目以降)の返金額の計算方法
31日目以降に解約する場合、返金額は以下のように計算されます。
返金額 = 残レッスン料 −(中途解約手数料 + 分割払い手数料)
残レッスン料の計算
例:2ヶ月16回コース総額35万円のうち、6回受講済みで10回残っている場合。1回あたり約2.19万円 × 残10回 = 約21.9万円が返金前の残レッスン料。
中途解約手数料
残レッスン料の20%(または5万円)が手数料として差し引かれます。具体額は会員規約に基づきますので、店舗で確認してください。
分割払いの場合の追加注意点
ライザップは高額なため分割払いを利用する人が多いですが、分割払いの場合は割賦販売手数料(信販会社への支払い)が追加で差し引かれます。2ヶ月コースを60回分割で支払うと、現金一括と比較して20万円以上の差額が出るケースも。これは利用者負担です。
つまり、分割払いで途中解約すると、想定より返金額が少なくなる可能性が高いということ。これは事前に知っておくべきです。
解約以外の選択肢|休会制度とトレーナー変更
「解約まではしたくないけど、しばらくお休みしたい」「今のトレーナーと相性が悪い」という場合、解約以外の選択肢もあります。
休会制度を利用する
長期出張、ケガ、妊娠、引っ越し準備など、一時的に通えなくなる事情がある場合、休会制度を活用できます。完全に解約する前に、まずトレーナーに相談してみる価値はあります。
トレーナーを変更する
「指導内容は良いけれど、トレーナーとの相性が…」というケースなら、トレーナー変更を申し出るのも有効です。ライザップは複数のトレーナーが在籍するため、変更の融通は効きやすい傾向です。
解約してしまうと再入会できなくなる制度なので、本当に合わない場合以外は、まず別の手段を検討してから決断するのが賢明です。
編集長から|解約を決める前に考えてほしい3つのこと
4ジムで挫折してきた経験を持つ立場として、解約を検討中のあなたに、いくつかお伝えしたいことがあります。
考えるべきこと①:「やめたい」理由は感情なのか、戦略なのか
解約理由は大きく2種類に分かれます。
- 感情的な理由:「キツい」「面倒くさい」「結果が見えない」「モチベーションが上がらない」
- 戦略的な理由:「転勤」「妊娠」「経済的事情」「本当に合わない(複数トレーナーで試した結論)」
戦略的な理由なら、躊躇なく解約していい。一方、感情的な理由の場合、解約後に何を始めても同じ理由で続かなくなる可能性が高い。私自身、感情的な理由で4ジムをやめ続けてきたので、痛いほど分かります。パーソナルジムが続かない人の共通点と対策もあわせてご覧ください。
考えるべきこと②:解約後のリバウンドリスクを直視する
これは厳しい事実ですが、パーソナルジムを途中で解約した人の多くは、その後リバウンドします。理由はシンプルで、「ジムに通うことで成立していた食事・運動の管理」が、解約と同時に崩れるから。
解約を決めるなら、必ずパーソナルジム卒業後のリバウンドを防ぐ方法を読んで、解約後の生活設計を先に作ることをおすすめします。
考えるべきこと③:別ジムに移るのか、自己流に戻すのか
解約後の選択肢は大きく3つ:(1)別のパーソナルジムに移る、(2)24時間ジムや自宅トレで自己流に戻す、(3)ジム通いをいったん卒業する。
私自身は4ジム挫折後、自己流に戻して10kg減量できました。ただし、自己流が成功するのは「動機」が圧倒的に強い場合だけです。私の場合は「もっと魅力的に見られたい」という強い内発的動機があったから続いた。動機が曖昧なまま自己流に戻すと、ほぼ確実に挫折します。詳しくは本当に痩せる人と痩せない人の決定的な違いに書きました。
解約後のリバウンド対策|「ジムをやめた後」の落とし穴
多くの人が見落とすのが、解約後のリバウンドです。ライザップで2ヶ月かけて作った体型を、解約後の3ヶ月で元に戻す——というのは、残念ながらよくあるパターンです。
リバウンドが起きる3つの理由
- 食事制限が緩む:トレーナーへの食事報告がなくなると、ついつい元の食生活に戻る
- 運動習慣が消える:週2回のトレーニングがなくなると、運動量が激減する
- モチベーション源が消失:トレーナーからの励ましがなくなると、頑張る理由が薄れる
リバウンド防止の3原則
- 食事の記録を続ける:ジムは辞めても、食事の写真を残す習慣だけは続ける。可視化が一番効く
- 運動の代替を確保する:パーソナルでなくても、24時間ジム・ウォーキング・自宅筋トレなど何かしらの運動を継続
- 3ヶ月だけは厳しめに:解約直後の3ヶ月が最大の山場。ここを乗り越えれば、新しい習慣が定着しやすい
詳しくは パーソナルジム卒業後のリバウンドを防ぐ方法 をご参照ください。
よくある質問(FAQ)
Q1. ライザップは本当に「いかなる理由でも」返金してくれますか?
2021年の規約改定以降、はい、です。以前は「転勤」「妊娠」「仕事の都合」が返金対象外でしたが、現在は「いかなる理由でも30日以内なら全額返金」が基本ルール。ただし無断キャンセルを繰り返したり、トレーナーからの食事報告指示を著しく怠ったりした場合は例外となる可能性があります。
Q2. 解約時にしつこく引き止められたりしませんか?
店舗・トレーナーによって対応の差はありますが、現在のライザップは「無理な引き止めはしない方針」をカウンセリングでも公言しています。意思が固ければ、毅然と伝えれば手続きは進みます。
Q3. 分割払いで解約すると、結果的にいくら損しますか?
分割払いの手数料(割賦販売手数料)と中途解約手数料が差し引かれるため、コース総額や残回数によりますが、合計で数万円〜数十万円の差額が出るケースがあります。詳細は店舗で「解約時の返金見込み額」を確認するのが確実です。
Q4. ライザップグループ全体(ゴルフ・イングリッシュ等)も再入会できなくなりますか?
はい、30日間全額返金保証を利用した場合は、ライザップグループ全体への再入会が原則できなくなります。これは規約に明記されているので、知らずに利用しないよう注意してください。
Q5. 解約理由は正直に伝えるべきですか?
はい、正直に伝えて問題ありません。ライザップ側も今後のサービス改善のために理由を聞いています。「合わなかった」「家計が厳しい」「転勤」など、ありのままで大丈夫です。嘘をつく必要はありません。
Q6. クーリングオフと30日間返金保証、どちらを使うべき?
契約後8日以内ですべての判断ができるなら、クーリングオフの方が物品代も含めて返金されるので有利です。ただし、実際に体験してから判断したいなら、初回トレーニング日から30日間の返金保証制度の方が現実的です。
まとめ|解約は「失敗」ではなく「方向転換」
ライザップの解約制度は、2021年の規約改定で大幅に整備され、現在は「30日以内ならいかなる理由でも全額返金」という、業界でも珍しい手厚い保証になっています。「ライザップ 全額返金 嘘」という噂は、規約変更前の古い情報か、物品代・手続き方法に対する誤解が原因です。
正しい手順で進めれば、コース料金と入会金は確実に戻ってきます。注意点は3つだけ——物品代は対象外、来店書面手続き必須、再入会不可。これを理解した上で判断すれば、後悔のない決断ができるはずです。
そして最後に、編集長として一番大事だと思うこと。解約することは失敗ではありません。合わないジムを続ける方が、お金と時間と気持ちを浪費します。早めに見切りをつけて、自分に合う方法を探す方が、人生全体の効率は良くなります。
大事なのは、解約と同時に「次に何をするか」を決めること。別のジムに移るのか、自己流に戻すのか、しばらく休んで再出発するのか——どの道を選んでも構いません。ただ、解約と同時に運動と食事の管理が崩れて、リバウンドして、また悩む——という負のループだけは避けてください。あなたが解約後に納得できる体型を維持できることを、心から願っています。

