ライザップへの入会を検討してこの記事に辿り着いたなら、おそらくあなたは少し迷っています。「結果にコミット」のフレーズに惹かれつつも、「やめた方がいい」「リバウンドする」「料金が高すぎる」といった声が引っかかっているのではないでしょうか。
結論から先にお伝えします。ライザップは「やめた方がいい人」と「本気で通うべき人」がはっきり分かれるパーソナルジムです。そして、その判断を間違えると、38万円という大金を失うだけでなく、「自分には何をやってもダメだ」という挫折感まで抱えることになります。
コーチム編集長の木村涼です。私自身、これまでチョコザップ・エニタイムフィットネス・ファストジムと3つの一般ジムに通って続かず、ゴールドジムは体験のみで本契約に至りませんでした。完全に「4ジム挫折組」です。その後、自己流で3ヶ月57kg→47kgの10kg減量に成功した経験から、ジム選びにおける「やめた方がいい判断」の重要性を痛感しています。本記事では、ライザップに「通うべきでない人」「本気で通うべき人」の判断基準を、リサーチと挫折経験者の視点から正直にお伝えします。
結論:ライザップをやめた方がいい人・本気で通うべき人
まず最初に、結論を提示します。詳細な理由はこの後に解説しますが、判断軸はシンプルです。
ライザップをやめた方がいい人
- 毎月の支払いに不安があり、38万円が「無理して払う金額」になる人
- 「なんとなく痩せたい」という曖昧な動機しか持っていない人
- 糖質制限・食事報告を続ける自信がない人
- 2ヶ月後の生活習慣の変化を自分で続ける覚悟がない人
- 仕事や家庭が忙しく、週2回×2ヶ月の通院を確保できない人
ライザップに本気で通うべき人
- 「絶対に変わりたい」という具体的で強い動機がある人
- 38万円が痛手にならない経済的余裕がある人
- 過去に何度もダイエットに失敗し、自分一人では無理だと自覚している人
- 2ヶ月後の食事管理・運動習慣を自分で継続する覚悟がある人
- 2ヶ月という期限を区切って結果を出すべき事情がある人(結婚式・撮影・健康診断など)
このリストを見て「自分はやめた方がいい側だ」と思った方は、この先を読んで判断基準を固めてください。「本気で通うべき側だ」と思った方も、後悔しない契約のための注意点を確認してから進んでください。
ライザップが「やめた方がいい」と言われる5つの理由
ネット上で「ライザップ やめた方がいい」と言われる理由は、大きく5つに整理できます。一つひとつ、事実ベースで確認していきましょう。
理由1:料金が「2ヶ月で38万円」と高額すぎる
ライザップ公式サイトに記載されている2026年現在の料金は以下の通りです(BASICプラン・2ヶ月16回×50分・税込)。
- 入会金:55,000円
- コース料金:327,800円
- 合計:382,800円
これは一般的なパーソナルジムの相場(2ヶ月20万円前後)と比較して、10万円以上高い水準です。さらに80分コースやPRIMEプラン(サブスク型)を選ぶと、総額50万円〜60万円超になることもあります。
分割払いも可能ですが、60回払い(5年)の場合、実質年率19.8%が加算され、支払総額は60万円を超えます。これは「気軽に踏み切れる金額ではない」というのが事実です。
もちろん、この金額には専属トレーナー・食事指導アプリ・ウェア貸出・アメニティ・水・心理カウンセラー・提携医師など、ライザップ独自のサポート体制が含まれており、内容を考えれば一定の合理性はあります。しかし、それでも「この金額が家計を圧迫する人」は、最初から検討対象から外す方が賢明です。
理由2:短期集中型ゆえのリバウンドリスク
ライザップは「最短2ヶ月で結果を出す」ことを掲げています。これは強みでもありますが、同時にリバウンドリスクの原因にもなります。
口コミを精査すると、「2ヶ月で10kg痩せたが、半年後に元の体重に戻った」「コース終了後、糖質制限の反動で食べすぎてリバウンドした」という声が複数見つかります。
ライザップ自体は卒業生に対するアフターフォロー(継続コース)を用意しており、公式発表では1年後のリバウンド率は7%とされています。ただしこれは「ライザップが追跡できた卒業生」に限った数値で、母集団の取り方次第で印象は変わります。
重要なのは、2ヶ月の集中プログラムが終わった後、「自分で食事管理・運動を続けられるか」が成否を分けるという構造です。ここに自信がない場合、38万円を払ってもリバウンドして元に戻る可能性が高いと言えます。
パーソナルジム卒業後のリバウンド対策については、パーソナルジムでリバウンドする人の特徴と対処法でも詳しく解説しています。
理由3:糖質制限と食事報告のきつさ
ライザップの食事指導は、低糖質を中心とした内容です。お米・パン・麺類・甘いものを大幅に減らし、タンパク質と野菜中心の食事に切り替えます。
公式は「無理のない食事指導」としていますが、これまでの食生活との落差が大きい人ほどストレスを感じます。さらに、毎日3食の写真をLINE等で報告し、トレーナーからフィードバックを受ける仕組みです。
これは「強制力」として機能する一方、「監視されているようでつらい」「外食や飲み会が制限される」「食べたいものを我慢し続けるのが苦痛」という口コミも一定数あります。
編集長個人の経験で言えば、私が自己流で10kg減量した時も炭水化物をほぼゼロにしましたが、これを「他人に毎日報告する」となるとプレッシャーは桁違いだったと想像します。食べることが大きな楽しみの人、外食が多い職業の人、飲み会の付き合いを断れない立場の人は、2ヶ月でも相当きついでしょう。
理由4:サプリ・オプション販売の評判
ライザップの口コミを調査すると、「トレーニング中・カウンセリング時にプロテインやサプリを勧められた」「断りづらい雰囲気だった」という声がちらほら見られます。
もちろん、これらは「オプション」であり、購入義務はありません。実際に「断ったら何も問題なかった」という声も多数あります。ただし、契約段階で気が大きくなっているタイミングで、月数万円分のサプリを追加購入してしまうと、総額はさらに膨らみます。
「すすめられたら断れない」という自覚がある人は、入会前に「サプリ等のオプションは一切購入しない」と決めておくことを強くおすすめします。
理由5:コース終了後、結局自分で続ける必要がある
これがおそらく最も本質的な「やめた方がいい理由」です。
ライザップで2ヶ月のプログラムを終えても、その後の人生はもう一度自分の手に戻ってきます。トレーナーがあなたの食事を毎日チェックしてくれることもなく、週2回ジムに行く強制力もなくなる。「2ヶ月後、自分で運動と食事管理を続けられるか」—— ここに答えられない限り、38万円は「2ヶ月だけ痩せて元に戻る費用」になりかねません。
編集長視点:4ジム挫折経験者から見たライザップ
ここまで「やめた方がいい」と言われる5つの理由を整理しましたが、私自身は4社のジムで挫折した経験者として、もう一段踏み込んだ視点をお伝えしたいと思います。
挫折経験から見えたこと:「方法」より「動機」が9割
チョコザップ・エニタイムフィットネス・ファストジムを、それぞれ3ヶ月ほどで辞めてきた私が、その後3ヶ月で10kg減量に成功したのは、ジムを変えたからではありません。「なぜ痩せたいのか」という動機が一気に強くなったからです。
具体的には、プライベートで肌を見せる機会が増え、「もっと魅力的に見られたい」という気持ちが、これまでとは比較にならないレベルで強くなりました。動機が決定的に変わった瞬間、それまで続かなかった毎日12kmのウォーキング、腹筋100回、糖質ゼロが、不思議と苦にならなくなったのです。
つまり、ライザップに通うかどうかの判断は、表面的には「料金」「効果」「サポート体制」の話に見えますが、本質は「あなたの動機がどれだけ強いか」に尽きます。
この点については、ジムで4回挫折した私が、自己流で10kg痩せて気づいた『本当に痩せる人と痩せない人の決定的な違い』で、より深く書いていますので、判断材料の一つにしてください。
「ライザップに通えば痩せる」ではなく「痩せる気が本気の人がライザップを選ぶと成功率が上がる」
ライザップは間違いなく業界最大手であり、メソッドも科学的根拠に基づいた洗練されたものです。トレーナーの教育水準も高く、設備も整っています。「ライザップ自体が悪いジム」ではありません。
ただし、「ライザップに通えば自動的に痩せる」と思って契約すると、ほぼ確実に後悔します。逆に、「自分にはこれだけ強い動機があり、絶対に変わる」と覚悟が固まっている人がライザップを選ぶと、その強制力と仕組みが動機を後押しし、成功率が大きく上がります。
ライザップを「やめた方がいい」と感じたら、検討すべき3つの選択肢
ここまで読んで「自分はライザップは無理かもしれない」と感じた方に、現実的な選択肢を3つお伝えします。
選択肢1:もう少し安いパーソナルジムを検討する
ライザップと同等のマンツーマン指導・食事指導を、半額〜2/3の料金で提供するパーソナルジムは複数あります。代表例として、エススリー、24/7ワークアウト、BEYOND、ASPIなどです。
例えばエススリーは、2ヶ月コースが20万円前後と、ライザップの約半額。サービス内容も大きく劣るわけではありません。比較検討の選択肢として、エススリーのレビュー記事もご参照ください。
また、「ライザップより安く」かつ「自分に合った1社」を選ぶための比較は、安いパーソナルジムの選び方でまとめています。
選択肢2:オンラインパーソナルトレーニングを使う
近年、月1万円〜3万円程度で利用できるオンラインパーソナルトレーニングが増えています。実店舗の家賃や設備費がかからない分、価格を抑えながらマンツーマン指導が受けられる仕組みです。
「ライザップの強制力は欲しいが、38万円は払えない」という方には、現実的な選択肢になります。
選択肢3:自己流で続けられる仕組みを作る
パーソナルジムを使わずに痩せた私の経験から言えば、自己流でも10kgの減量は可能です。ただし、相当な動機の強さと、AIなどのサポートツールを上手く活用する工夫が必要でした。
自己流のメリットは費用が抑えられること、デメリットは強制力がなく挫折しやすいこと。「自分の動機がどれだけ強いか」を冷静に見極めて、無理だと感じたら無理せず、伴走者を雇う方が結局は安く済むこともあります。
もしライザップに通うことを決めたなら、知っておくべき注意点
逆に、ここまで読んでも「やはりライザップに通う」と決めたなら、後悔しないために以下の点を必ず確認しておきましょう。
- 30日間返金保証を活用する:プログラム開始から30日以内なら、いかなる理由でも全額返金されます。これは強い安全装置です
- オプション・サプリは初回は買わない:必要かどうかは2週間ほど通ってから判断する
- 2ヶ月後の継続プランを契約前から考える:「コース終了後にどう生活するか」をカウンセリング段階でトレーナーと話す
- 無料カウンセリングを必ず利用する:1〜2時間しっかり話を聞き、不安点を全て質問してから判断する
- 店舗とトレーナーの相性を確認する:合わなければ早めに変更を申し出る
すでに契約済みで「合わなかった」と感じている方は、ライザップの解約・返金手続きに関する記事も参考にしてください。
ライザップ単体の評価については、別記事で詳しく
本記事は「ライザップに通うべきかどうか」の判断軸に絞って解説しました。料金プランの詳細・口コミの全体像・他社との網羅的な比較については、ライザップのレビュー記事で別途まとめています。契約前にあわせて読んでおくと、判断の精度が上がります。
FAQ
Q. ライザップで本当に痩せられるのですか?
ライザップの公式発表では、卒業生の1年後リバウンド率は7%とされています。ただしこれは追跡できた卒業生に限った数値です。一般論として、「動機が強い人」がライザップの仕組みを使えば、高確率で結果が出るのは事実です。逆に「動機が曖昧な人」は、どんなジムでも結果が出にくいというのが私の挫折経験からの実感です。
Q. ライザップは女性でも通えますか?
はい、利用者の女性比率は約65%(中心は20〜40代)と、むしろ女性の方が多いジムです。女性専用店舗の「ライザップウーマン」もあります。
Q. 38万円を分割払いにすると、結局いくら払いますか?
60回(5年)払いの場合、実質年率19.8%が加算され、総支払額は約60万円になります。短期で払い切れない場合、現金一括が最も負担が少ない選択です。
Q. サプリやプロテインは必ず買わないといけませんか?
いいえ、オプションなので購入義務はありません。「すすめられたら断る」と決めておけば、コース料金以外の出費はほぼゼロに抑えられます。
Q. 体験だけしてみることはできますか?
無料カウンセリング(60〜90分程度)は予約制で受けられます。有料の体験トレーニング(店舗により料金が異なる)もあります。まずは無料カウンセリングで雰囲気を確認するのがおすすめです。
Q. リバウンドが心配です。対策はありますか?
ライザップ自体に継続コースがあるほか、「2ヶ月で身につけた食習慣をその後も続ける」ことが最大のリバウンド対策です。詳細はパーソナルジムのリバウンド対策記事もご参照ください。
まとめ:38万円を払う前に、自分の動機を見つめ直す
ライザップは「業界最大手の高額パーソナルジム」です。設備・メソッド・サポート体制は確かに業界トップクラスで、「ライザップが悪いジム」というわけではありません。
しかし、あなたの動機が曖昧なまま38万円を払っても、結果は出にくいのも事実です。逆に、動機が固まっている人にとっては、ライザップの強制力と仕組みが大きな後押しになります。
判断のチェックポイントは以下の通り。
- 38万円が家計を圧迫しないか
- 「なぜ痩せたいのか」を一文で説明できるか
- 2ヶ月後、自分で食事管理と運動を続ける覚悟があるか
- 糖質制限と食事報告を2ヶ月続けられるか
- 週2回×2ヶ月の通院時間を確保できるか
このすべてに「はい」と言える人だけが、ライザップで結果を出せる人です。少しでも不安なら、無料カウンセリングだけ受けて、そこで30日間返金保証の説明をきちんと聞いてから判断してください。
そして何より、契約を決める前に、もう一度自分に問いかけてみてください。「私はなぜ痩せたいのか」と。その問いに、心の底から答えが出てきたなら、あなたはきっと、どのジムを選んでも痩せるはずです。

